- テーマ: 意外と知られていないロジスティクスの勘所
- プレゼンター:古島 靖久(株式会社loc-any 代表取締役)
- 開催日:2024年10月7日(月曜)18時30分から
- 開催地:都内会議室(八丁堀駅徒歩5分)
内容概要
- ロジスティクスの基礎
- ロジスティクスのトレンド
- 押さえておきたいロジスティクスのポイント
古島 靖久(ふるしま やすひさ)
■経歴
株式会社ユメックスにて物流企画、国内物流管理、販売管理システム管理、などを担当。その後ヤマトロジスティクス株式会社で大手外資系医療機器メーカーの運用立ち上げや現場管理、改善活動を経験。さらに別会社では物流企画などを経て、2016年物流コンサルタントとして独立し2020年に株式会社loc-anyを設立。
数多くのセミナー講師として物流系の研究所などに登壇。
荷主企業や物流事業者向けのコンサルティング支援を数多くこなしている。
開催概要
日本企業と海外企業で大きく異なるのが、ロジスティックス部門の扱われ方です。
海外、特にアメリカ企業ではロジスティックスは重要部門と位置付けられ、優秀な人材が配置される傾向があります。
一方日本企業では、ロジスティックスの存在感は薄く、会社によっては左遷先とされることも・・・
この違いは、国土面積の違いもありますが、他国への進出を前提にしているのか、それとも自国だけで展開していこうと考えているのかの、姿勢の違いも原因なのかもしれません。
しかし近年では日本企業であっても、調達から納品までを日本国内だけで完結できるケースは稀です。
多くの国籍の異なる企業を組み合わせ、自社の商品、サービスをベストな形で顧客に提供していくマネージメントが不可欠になります。
そのためには輸配送管理、在庫管理(調達管理)、受注管理、品質管理といった要素を、幅広くカバーしていくことが重要です。
このマネージメントを怠ると、十分な利益を上げられず、企業は少しずつ衰退していくことでしょう。
今回のセミナーでは、企業経営の重要ポイントでもある「ロジスティックス」について、具体例を交えて、わかりやすく説明します。
開催内容
2024年10月7日(火曜)開催
2024年問題をご存知でしょうか。
建築、物流における残業規制のことです。この残業規制は働き方改革の一環として、4月から施行されることになりました。
そのおかげであちこちでひずみが出てきています。
とはいえ、ドライバーの働く時間をしっかり管理して、働きすぎを抑えることは悪いことではないはず。特に深夜早朝に業務が及ぶ業界ではむしろ、大切にしなければならないはずです。
また、悩ましいのが業界構造による、ドライバーが受け取る運賃の低さ。どうしても多重構造であるがゆえに、末端で働くドライバーの入手できる金額が少なくなってしまい、残業せざるを得ないという状況があります。
さらに、本来運送と荷役(現場での荷物の上げ下ろし作業)は別物で、ドライバーが請け負っているのは運送だけにもかかわらず、荷役にも手を出さなければならないという環境が存在しています。
そんな難しい状況を、DX化やマネジメントに手を入れていくことで解決していく。それが大切だと古島さんは伝えてくれました。
最後は実例を出しながら参加者みんなで、業務改善全般についてのディスカッションができました。
最終工程として物流の存在しない業界はありません。利益率向上のためににコストダウンに手を付ける前に物流を見直すことで、生産性を高める手法があると教わった貴重な会となりました。
プログラム
開始時間 | 内容 | 担当 |
18:30 | 開会 趣旨説明 | 高田敬久 |
18:35 | 自己紹介 | 全員 |
18:40 | 意外と知られていないロジスティクスの勘所 | 古島靖久 |
19:20 | 質疑応答 | |
19:25 | 振り返り | 高田敬久 |
19:55 | 閉会 次回予告 |