
- テーマ: たった3分で「欲しい!」を引き出すプレゼンの極意
- プレゼンター:藤田 勇樹(ふじやまパートナーズ 代表)
- 開催日:2024年2月3日(月曜)18時30分から
- 開催地:都内会議室(八丁堀駅徒歩5分)
内容概要
- 欲しいを引き出す5つのステップ
- 絶対にやってはいけないプレゼンの落とし穴
- 飽きさせないプレゼン7つの魅せ方
藤田 勇樹(ふじた ゆうき)

■経歴
ふじやまパートナーズ 代表
株式会社F&M 代表取締役
株式会社KSS 役員
経営顧問先 7社及び某医療法人監事
「将来起業したい」という漠然とした想いから、大学卒業後はコンサル系会計事務所に入社。
29歳で経営コンサルタントとして独立。アパレル大手の店舗売上世界一位を達成するなど業種業界規模関係なく「価値の言語化」を武器にサポート。
現在は、プレゼン力の向上に力を入れて活動中。
どれだけ優れた良いサービスでも興味を持ってもらえなければ、存在しないのと同じ。
興味をさえ持ってもらえたら、多少説明が下手でも相手は真剣に話を聞いてくれる。
特にサービスの一つである『アプローチプレゼン』は「映画を見ているみたいで早く続きを聞きたい」と定評がある。。
開催概要
あなたの話をすべての人が興味をもって聞いてくれるとは限りません。 というよりも、興味をもって聞かれないケースの方が多いというのが、残念な事実・・・
では、あなたやあなたの仕事に興味をもっていない相手に、興味をもってもらい、そのあとの行動に繋げてもらうためには、どうすれば良いのでしょうか?
今回のプレゼンターの藤田さんは、興味をもっていない相手の関心を引き出し、次のアクションに繋げるためのプレゼンテーションをつくるスペシャリストです。
プレゼンテーションには、知らないとやってしまい、伝える力を弱くしてしまう間違いが多々あります。
例えば何気なくこんなことしてませんか?
・良かれと思って、印刷した資料を配布する
・1分あたり1枚のスライドを用意している
・余白が多いと不安になって、フリー素材イラストを多用する
・正確に伝えようと思って、1枚の文字数が多くなる
・変化を持たせようと、色々な位置に画像を配置する
・目的もなく全ページにコピーライトを入れている
・挿入した写真が小さくて見づらいがスペースがないためそのまま
★なぜこれが間違いなのかは、脳科学や心理学の観点から、明確に説明が可能です。
今回のプレゼンテーションでは、誰にでも分かる「伝え方」及び「魅せ方」のポイントを押さえることで、上記のような間違いを排し、あなたに興味をもたない人への興味付けを行い、商談や購入などの次のステップに向かうための、プレゼンテーションの秘訣をお届けします。
2024年12月2日(月曜)開催
開催報告
たった3分で「欲しい!」を引き出すプレゼンの極意
「プレゼン」と聞くと、大勢の前で話すことを思い浮かべるかもしれません。でも、このセミナーでは、プレゼンの本当の目的は「相手を行動させること」にあると教えられました。つまり、説明するだけではなく、相手が「もっと知りたい」「それが欲しい!」と思うように伝えることが大切なのです。
この考え方がとても新鮮でした。単に情報を伝えるのではなく、聞き手の心を動かし、行動を促す。この違いを理解するだけで、日々のコミュニケーションが変わってきそうです。
なぜプレゼンが重要なのか?
ビジネスの世界では、テクノロジーが進化し、AIが多くの仕事を代替する時代になりました。しかし、人の心を動かす力、相手の行動を引き出す力は、どんなに技術が発達してもAIには代替できません。
特に営業や交渉の場面では、商品やサービスの良さを説明するだけでは不十分で、「これが欲しい!」と思わせることが求められます。だからこそ、プレゼンのスキルを磨くことは、これからの時代を生き抜く上で必須なのだと実感しました。
たった3分で「欲しい!」を引き出すプレゼンの流れ
セミナーで学んだのは、営業や交渉で活用できる「5つのステップ」です。特に印象的だったのは「興味づけ」の重要性でした。講師の方が「営業の9割は興味づけで決まる」と話していたのがとても心に残っています。
どんなに素晴らしい商品やサービスでも、最初の段階で相手の興味を引けなければ、聞く耳を持ってもらえません。だからこそ、まずは「相手が知りたくなる」話し方をすることが大切だということです。
例えば、スーパーの試食販売のように、ほんの一口試させることで「もっと食べたい!」と思わせるのと同じように、プレゼンでも情報を与えすぎず、興味を引くことが成功へのカギになります。
伝わらないプレゼンの落とし穴
セミナーでは、よくある「NGプレゼン」についても学びました。特に、文字だらけのスライドは要注意。スライドにびっしりと文章が書かれていると、聞き手は話し手の声ではなく、スライドの文字を読んでしまうため、プレゼンが効果的に伝わらなくなるのです。
また、1つのスライドを長時間表示するのもNGだそうです。人の集中力は短く、テレビ番組のようにカメラが数秒ごとに切り替わるのと同じように、プレゼンのスライドも5〜10秒ごとに変えることで、飽きさせない工夫が必要だという話がとても印象的でした。
さらに、資料の配布タイミングもポイントのひとつ。セミナーの冒頭で資料を配ると、参加者は話を聞かずに資料を読んでしまうため、内容が頭に入らなくなります。そのため、プレゼンの後に資料を渡すのが理想的だというのは目からウロコの情報でした。
「話し方」よりも「伝え方」が大事
プレゼンの話し方というと、声のトーンやスピードを意識することばかり考えてしまいますが、実は「伝え方」こそが重要だということを学びました。
たとえば、話の順番を工夫するだけで、相手に伝わる印象が大きく変わります。「起承転結」ではなく、「結論→理由→具体例→再び結論」という「PREP法」を使うことで、相手が理解しやすくなるというのです。
これを聞いて、自分の話し方を振り返ってみました。日頃、ダラダラと話してしまうことが多いと感じていたので、今後は「まず結論を伝える」ことを意識してみようと思いました。
プレゼンは「プレゼント」
セミナーの最後に、講師が「プレゼンはプレゼント」と話していたのがとても印象に残りました。相手が喜ぶものを考えながら贈るプレゼントのように、プレゼンも「聞き手が何を知りたがっているか」「どう伝えれば響くか」を考えることが大切なのです。
今回の学びを活かして、これからの仕事や日常のコミュニケーションにおいて、より伝わる話し方を実践していきたいと思いました。
プログラム
開始時間 | 内容 | 担当 |
18:30 | 開会 趣旨説明 | 高田敬久 |
18:35 | 自己紹介 | 全員 |
18:40 | たった3分で「欲しい!」を引き出すプレゼンの極意 | 藤田勇樹 |
19:20 | 質疑応答 | |
19:25 | 振り返り | 高田敬久 |
19:55 | 閉会 次回予告 |