- テーマ: 「経営指針と個人の行動をつなぐツール”KPI”」
- プレゼンター:稲葉 友輔(株式会社ASSEMBLE 代表取締役)
- 開催日:2024年5月7日(火曜)18時30分から
- 開催地:都内会議室(八丁堀駅徒歩5分)
内容概要
- 分かるようで分からない”KPI”というビジネス用語
- なぜKPIが経営指針実現の、最重要ポイントなのか
- もしも町のお肉屋さんがKPIを取り入れたら
稲葉 友輔(いなば ゆうすけ)
■事業
「COO代行サービス」
会社をよくするために、新しいことをやらなきゃいけないけど、現業でいっぱいいっぱいで、重要な施策を先延ばしにしてしまう・・・
そんな会社に、外部のアドバイザリーではなく、内部の経営幹部として参画し、経営者様と一緒に経営戦略を考え、各部門やパートナーへの指示も行い、主体的に事業を推進するサポートを提供しています。
■経歴
1978年、神奈川県横浜市生まれ。
中国、ニュージーランドへの留学を経て、2005年に外資系化粧品会社に入社。
外資系化粧品会社に在籍していた2013年に中小企業診断士の資格と獲得し、経営企画部に異動。
その後、3社9年間の経営企画部経験時に、様々な無茶ぶりに対応し続けたことで、経営計画策定、予実管理、様々な領域のプロジェクトマネージメントなどのスキルを身につけ、2022年1月に独立。
独立以降、様々な業種に会社にハンズオン型の経営サポートを実施している。
開催概要
会社経営でもっとも重要なのが、この事業で何を実現したいのか、この会社はどこに向かっていきたいのかというビジョンを言語化した「経営指針」です。
しかし「経営指針が従業員に浸透していない」「従業員の日々の活動と経営指針がリンクしていない」という課題をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
KPIは、経営指針と従業員の個人目標をつなげるハブのような働きをするツールです。
しかしKPIは、ポイントを外してしまうと「時間をかけてKPIを設定したのに効果がでない・・・」なんて残念な結果にもなりかねません。
このセミナーでは、KPIという便利なツールを、あなたの会社でも活用できるように、「そもそもKPIって何?」といった基礎から、具体的なKPI設定の流れまでを、分かりやすく解説します。
ぜひ次回の社長満足クラブへお越しください。
開催内容
2024年5月7日(火曜)開催
KPIという言葉、よく聞くけれど本当に理解できているかどうか聞かれるとちょっと困る、そんな単語です。
そこで今回の社長満足クラブでは、中小企業診断士の稲葉さんに詳しく教えていただきました。
中小企業診断士の稲葉さんは、まずはこの3つの文字を知ることからだと言います。
●KGI=重要目標設定
売上利益を向上させる効果が大きい指標のこと。何かをやった結果改善されたもの(客単価、顧客数など)のこと。
●KSF=重要成功要因
KGIを改善することに対して最も重要な行動のこと。KGIのために一時期に一つだけ選ぶ行動で、自社でできるものでなければいけない。
●KPI=重要業績目標
KSFを数値化したもので、KSFの達成度合いを判定するもののこと。
そしてこれらは、経営理念の下に作られる必要がある。
理論的な説明だけではまだまだ分かりにくいので、精肉屋さんを例に説明してくれました。
まずは、経営理念づくりから。
次に、3年後の中期経営ビジョンをおこします。
売上目標を3年後まで作りました。
そこから翌期の利益計画を起こして、ようやくここからKGIが必要になりました。
お肉を買ってもらえる人を増やしたいと思ってそれをKGIにしました。
で、KSFは何?
大切なのは経営理念と、ずれた施策は外すべきだということ。
いくつか出てきた施策アイデアを時間軸に落とすことで、一つの時期に一つの施策とできる。
KPIはできることにフォーカスするのが重要です。
だから、KPIが個人の目標設定となり人事評価に使えるようになります。
KPIは、どんな仕事でもどんな商売でも使える指標なので、使った方がいいとわかりました。
そして、講義のあとはいつものディスカッションタイム。
自社でどうやってKPIを活かすか、とても盛り上がった時間でした。
プログラム
開始時間 | 内容 | 担当 |
18:30 | 開会 趣旨説明 | 高田敬久 |
18:35 | 自己紹介 | 全員 |
18:40 | 経営指針と個人の行動をつなぐツール”KPI” | 稲葉友輔 |
19:20 | 質疑応答 | |
19:25 | 振り返り | 高田敬久 |
19:55 | 閉会 次回予告 |