社長満足クラブ第60回例会報告

  • テーマ: マイクロDX:10人以下の会社が“社長依存”から抜ける方法― Google Workspaceでつくる会社のOS設計 ―
  • プレゼンター:二星恵理奈(Trist Frontier 代表)
  • 開催日:2026年3月9日(月曜)18時30分から
  • 開催地:都内会議室(八丁堀駅徒歩5分)

内容概要

  1. DXを進めたい
  2. Google Workspaceは導入している
  3. 会社は変わっていない

二星 恵理奈


■経歴 

二星恵理奈(にぼしえりな)
Trist Frontier 代表

ソフトバンクC&S (現 SB C&S株式会社)
 ソフトウェアベンダー担当バイヤー
 メールマーケティング、コンテンツ制作、顧客管理
 SoftBank World 運営事務局
(来場5,000人規模のソフトバンク最大イベント) 

Symantec Japan Inc.(現 Broadcom)
 UX構築(更新案内 Customer Lifecycle設計)、Webメディア企画

株式会社 エージェント
 Empowered JAPAN 運営事務局
 (Microsoftオンラインセミナー テレワーク推進協会 テレワーク推進「会長賞」受賞)
 Google for Education 各事務局運営・プロジェクトマネジメント・メンバー育成

開催概要

「DXを進めたい」
「Google Workspaceは導入している」
「でも、会社は変わっていない気がする」

そんな違和感を感じたことはありませんか?

多くの中小企業で起きている問題は、
ツール不足ではなく “構造の未設計” です。

マイクロDXとは、
小規模企業が“自社のOS(判断と情報の仕組み)”を持つこと。

本セミナーでは、
単なるGoogle Workspaceの使い方解説ではなく、

なぜDXは失敗するのか

何を設計すれば会社は回り出すのか

Google Workspaceは「何を解決するための道具」なのか

を、思想と具体事例の両面から解説します。

社長が3日いなくても回る会社をつくるための
実践的アプローチをお持ち帰りいただきます。。

■ このような方におすすめです。

社長が不在だと意思決定が止まる
DXツールを入れたが定着していない
情報が属人化している
LINEや口頭で業務が回っている
Google Workspaceをもっと経営に活かしたい

■ プレゼン内容

マイクロDXとは何か
なぜ中小企業のDXは失敗するのか
Google Workspaceで実現する「情報の民主化」
社長依存から抜けるための設計ステップ
明日から始めるマイクロDX3ステップ

■ 参加メリット

自社のDX停滞の原因が明確になる
Google Workspaceの本質的な活用方法が理解できる
経営の“構造設計”という視点を持ち帰れる
社長の時間を創出する具体イメージが得られる

■ プレゼンターからのメッセージ

DXはIT導入ではありません。
それは「判断と情報の再設計」です。

小さな会社だからこそできる、
“軽くて強い構造”を一緒に考えましょう。

開催報告

 今回のテーマは「マイクロDX―10人以下の会社が“社長依存”から抜ける方法」。小さな会社だからこそ直面する“属人化”の課題と、その解決方法について学ぶ、とても実践的な内容となりました。

 講師の二星さんが最初に投げかけた問いは、「社長が3日不在でも会社は回るでしょうか?」というもの。多くの小さな会社では、仕事が“人”についており、業務が特定の人に依存している状態になりがちです。社長の判断待ち、業務連絡はLINE、必要な情報はあちこちに散在……。こうした状況では、社長が忙しくなるほど会社全体のスピードが落ちてしまいます。実際、仕事に必要な情報を探す時間は月28時間、1日あたり84分にもなるというデータも紹介され、参加者からは驚きの声が上がりました。

 そこで登場するのが「マイクロDX」という考え方です。一般的にDXというと、AIやIoTなどを活用した大規模な変革をイメージしがちですが、マイクロDXはもっと身近なもの。特定の部署や日々の業務改善から始める、小さく継続的なDXです。ポイントは「ITツールを導入すること」ではなく、「会社のOSを設計すること」。ここでいうOSとは、「判断の仕組み」「情報の流れ」「役割の定義」の3つを整えることを指します。

 DXがうまくいかない企業には共通点があります。目的があいまいなままツールを導入してしまうこと、社長に判断や情報が集中していること、そして情報が個人の中に閉じてしまうことです。これを解決するためには、情報を“会社の資産”として扱うことが重要だと強調されました。

 具体的な事例として紹介されたのが、Google Workspaceを活用した業務の仕組み化です。カレンダーを共有して会議調整を行う、資料を共同編集する、コメント機能で議論を残すなど、シンプルな機能でも情報共有と業務効率は大きく変わります。日常のコミュニケーションをそのまま業務ログとして残すことで、組織としての知識が蓄積されていくのです。

 マイクロDXを始めるためのステップも示されました。まずは情報の棚卸しを行い、次に判断基準を言語化し、最後に権限を再配置する。つまり「情報を会社の資産にする」「会話を業務ログにする」「意思決定を可視化する」という流れです。

 小さな会社ほど人に頼る組織になりがちですが、だからこそ仕組み化が重要になります。社長の判断をゼロにするのではなく、減らしていくこと。小さな改善を積み重ねることで、社長依存型から自律型の組織へと変わっていきます。

 今回の例会は、「DXとは会社のOS設計である」という言葉が強く印象に残る学びの時間となりました。日々の仕事のやり方を少し見直すだけでも、会社の未来は大きく変わるかもしれません。そんな気づきに満ちた、充実した例会となりました。次回の社長満足クラブも、ぜひ楽しみにしてください。

プログラム

開始時間内容担当
18:30開会 趣旨説明高田敬久
18:35自己紹介全員
18:4010人以下の会社が“社長依存”から抜ける方法― Google Workspaceでつくる会社のOS設計 ―二星恵理奈
19:20質疑応答
19:25振り返り高田敬久
19:55閉会 次回予告

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