- テーマ: 「成功する障害者雇用と、失敗する障害者雇用(事例つき)」
- プレゼンター:島津 祥太(合同会社ユーフォリア 代表)
- 開催日:2024年4月8日(月曜)18時30分から
- 開催地:都内会議室(八丁堀駅徒歩5分)
内容概要
- 障害者採用のプロセス
- ケース別、相談先の公的機関
- 障害者採用が必須な会社と、取り組まない方が良い会社
- 成功事例と失敗事例
島津 祥太(しまず しょうた)
■事業
障害者雇用サポートセンター
障がい者の方の能力や適性を十分に活かし、障害特性に応じて活躍することができる社会を目指していきます。
「採用計画」「業務の切り出し」「採用のサポート」「定着支援」など障害者雇用に関わることでしたら何でもご相談ください。
■経歴
動物業界での経験を活かし、多くの児童施設や高齢者施設でアニマルセラピー(AAA)を実施。
併用して児童発達支援センターや放課後等デイサービスでの支援などの障害児分野に従事。
2018年から障害者就労支援施設で利用者及と企業支援を行いながら、管理者兼サービス管理責任者として従事。
2023年6月に合同会社ユーフォリアの代表に就任。
これまでに1000人以上の障害者の方に関わり、大手企業を含む50社以上の会社の障害者雇用の相談に対応してきた経験を持つ。
開催概要
2024年4月に、現状の2.3%から2.5%へと引き上げられる障害者の法定雇用率。
この変更によって、これまでは従業員43.5人以上の会社が対象でしたが、2024年4月からは「従業員40人以上の会社」が、そして2026年7月からは「従業員37.5人以上の会社」が対象になります。
これまでに多くの障害者採用ならびに定着のサポートをしてきた弊社の感覚では、障害者雇用は、対象となる会社の規模や、納付金額に注目がいきがちで、障害者とどのように共生していくのかについての議論が、十分に深まっているとは言えません。
また弊社の経験上、障害者雇用には上手くいく条件と、上手くいかない条件があります。
今回は、今後障害者雇用を視野に入れている事業者様と一緒に、「事業規模」「業務の切り出し」「採用方法」「既存従業員との融合」など様々な観点から、会社にとっても、これから採用される障害者にとっても、望ましい障害者雇用の在り方を、考えていきたいと思います。
ぜひ次回の社長満足クラブへお越しください。
開催内容
2024年4月8日(月曜)開催
障害者雇用というと、「大変そう」「当社にはまだ関係ない」と、とかくネガティブなイメージがあるかと思います。
確かに、難しい問題ではありますが、障害者雇用は法律で決められており、令和6年度は2.5%となっています。
これは、40人の社員がいる会社では必ず一人は雇用しなければならないという決まりです。そしてこの法定雇用率は令和10年には2.7%まで上がるとの事。これは37人以上の会社が対象になることを意味しています。
中小企業にとっても、見て見ぬふりはできない数字です。
そこで島津さんから、成功する例としてこんなお話しをいただきました。
精神疾患のある方(PC操作得意、複数のことを同時にするの苦手)を雇用した印刷会社では、業務を細かく切り分け、その中でその方の得意分野に集中してもらうことにしました。
すると、自分のスキルをしっかり発揮し、力強い戦力となってくれました。
逆に、失敗する例として、精神論での経営をする会社は「とにかく頑張れ!」と何でもやらせようとした結果、採用した障害者の方はうまくなじめず辞めてしまうという結果に陥るとの事。
理念を掲げるのはとても素晴らしいことですが、現場はしっかり仕組み化が必要だということでした。
そして、やっぱり避けて通れない闇の話もしてくださいました。
最後に、参加者でご自身の会社に当てはめてみて対話を重ねる事で、さらに理解を深めた貴重な例会となりました。
プログラム
開始時間 | 内容 | 担当 |
18:30 | 開会 趣旨説明 | 高田敬久 |
18:35 | 自己紹介 | 全員 |
18:40 | 成功する障害者雇用と、失敗する障害者雇用(事例つき) | 島津翔太 |
19:20 | 質疑応答 | |
19:25 | 振り返り | 高田敬久 |
19:55 | 閉会 次回予告 |