社長満足クラブ第39回例会報告

内容概要

宮下　雄
フリグラム株式会社　代表取締役

■事業

kintoneのアプリシステム構築事業
・kintoneアプリの初期構築代行
・業務の自動化、DX化の伴走サポート”

■経歴　

愛知県出身
早稲田大学政治経済学部卒業後、工場で働いてみたいとの想いから新卒でAGC(旧:旭硝子)株式会社へ入社。ガラスの生産工場でIT化・システム化の影響力を痛感し、習得したプログラミングで生産ラインの不良率を改善、本社異動後も生産管理業務を一部自動化した。

新型コロナの流行を機に、親が経営する会社へ転職。社内システムを0から構築し、他社からのシステム構築依頼をきっかけに独立・起業。

これまでに製造業、建設業、士業、不動産、飲食店など多岐にわたる業種のシステムを構築し、業務の自動化・生産性の向上に貢献。
フリグラム株式会社代表取締役

初めまして！フリグラム株式会社の宮下と申します。
売上UPに繋がる、業務の自動化・仕組化のアイディアをお伝えします。

こんなお悩みはございませんか？
・お客様との商談に時間を使いたいのに、雑務に時間を取られる
・従業員が毎月同じ作業につきっきりで、他の仕事が頼めない
・見積書・請求書作成に時間がかかる
・月末締めの定常業務が面倒くさい

業務を自動化することで、こんな効果が出ています。
・お客様へ提案するタイミングをシステムが管理し、売上20％UP！
・自動で原価管理ができて、目標の粗利率を達成！
・丸2日かかっていた月末の締め作業が30分で完了！

明日から使えるようなIT仕事術もお伝えできればと思いますので、何か1つでも業務自動化のアイディアを持ち帰っていただければ幸いです。

まずは、いつもの社長満足クラブとは何か？の説明から始まります。

今回は、あの有名なKINTONEをテーマにお話しをいただきました。

プレゼンターはKINTONEの認定資格を持つ、宮下雄さん。KINTONEの専門家です。

そもそもKINTONEとは何か、何ができるのか？についてからお話しをいただきました。
一言で言うと、誰でも作れるデータベースシステム。

お話しくださったのは、まずはこんな「あるある」。

１．顧客管理　→　情報が古い、検索に時間がかかる、フォローができない
２．採算管理　→　無形サービスのため、顧客価格によって付加が均一になっていない、タスク漏れがおきている
３．勤怠管理　→　勤怠から給与明細発行にまるまる2日

これらの課題を、KINTONEを使い一気に解決。

しかも、安い・・・。
この、安いというのはとても魅力です。一般にこのような課題を解決するシステムを１から構築するとなると、数百万円以上かかるのが普通です。
ですが、KINTONEを使えば、月々の利用料だけで済むという話。

とても有意義なシステムに聞こえますが、実は「誰でも作れる」「安い」というところが実は逆に問題になることがあります。

どんな問題があるかというと、

１．使ってもらえない　→　入力項目が多すぎて、何を入れていいかわからない
２．アプリを作りすぎる　→　あれもこれもと安易に作成しtえ、カオス状態

これらの失敗の原因はここにあるそうです。
とりあえず何かＤＸ秒
責任者不在
権限設定運用ルールがない
定期的な見直しがない

すべて、うまくいっているところと逆のことをやってしまっているとのこと。
やはり、餅は餅屋。専門家にまかせることも検討すべきですね。

そして、いつもの対話の時間を使って参加者のお仕事をいかにシステム化できるかのワーク。
みなさんしっかりと学びを得ていただきました。

最後に、宮下さんはこう言います。

「DXする前に、やらなければならないことがある」

この言葉、しっかりとかみしめてください。