- テーマ:看護から、リラクゼーションへ
- プレゼンター:甲地玲依奈(株式会社Vena 代表取締役社長 )
- 開催日:2021年10月4日(火曜)17時30分から19時
- 開催地:都内会議室
第21回社長満足クラブ例会は2021年10月4日に開催されました。新型コロナウィルス感染症による度重なる緊急事態宣言の影響で延期が重なり延期されていましたが、なんとか開催することができました。
今回は株式会社Venaの代表取締役甲地さんに、ご自身の半生から得た人にとって最も大切なこと、そこから見つけた自分の仕事についてお話しいただきました。
開催場所はいつもの会社様(都内)の会議室。緊急事態宣言は明けていましたが、各地で蔓延防止対策が施工される中でマスク、消毒、換気に気を付けながらの開催でした。。
青森で5人兄弟姉妹の末っ子として生まれた甲地さん。
とても明るい今の性格とは考えられないくらいの環境の中で育ってきました。複雑な家庭環境の中、家族間や学校の中での人間関係悩まされ、誰とも口を利かなくなりました。
荒れる家庭内、荒む人間関係にもまれ、大学は授業料のかからない特殊な学校で看護を学びました。厳しい上下関係に耐え、付属の病院に貼れて看護師として勤めるも、強烈なパワハラにあいうつを患います。結局その病院を去り、一般の病院で看護師として働くようになりました。そんな中、一看護師であることに限界を感じ、もっと人に寄り添いたい、もっと一人ひとりと優しく接したい、いじめや不満のない楽しい職場を作りたいと考えるようになります。その後その思いで看護師を辞め、たまたま知ったリラクゼーションの世界へと飛び込むことになりました。
看護師を辞め、独立起業。経営者専門のリラクゼーションサロンを開業。3期目でようやく仕事が回るようになったのもつかの間、新型コロナウィルス感染症の影響でお客様がいなくなってしまいます。会社を守るため、バイトを掛け持ちして食つなぐ日々。どんな形であれ法人を動かせるよう行動したいという思いが、商工会議所認定の「経営エキスパートアドバイザー」の資格取得へと向かわせました。
この資格を使い、バイト先の企業に健康経営を導入てもらえることになりました。ですが、トップの決断がそのまま社内に浸透するほど甘くありませんでした。経営陣の紛争に巻き込まれ、健康経営を勧めた自分のせいとなり、パニック障害を引き起こしてしまいます。こうしてバイトも辞めざるを得なくなった後、背水の陣で臨みなおしたリラクゼーションサロンが再び回り始めました。
今だからこそ甲地さん自身が感じていること。
●メンタルヘルス、従業員の心身の安全安心にコストを掛ける事の重要性
●コミュニケーションリテラシーの大切さ
甲地さんはこう宣言します。
「わたしは今までの人生経験を活かし、みんなの苦痛やつらさいろいろなものを理解してあげられるひとになりたい」
今回のプレゼンテーションを通して、とても強いメッセージを受取らせてもらいました。
そしていつもの、対話タイム。「仕事を健康的に進めるためにできることは?」という問いかけをさせていただきましたが、甲地さんのプレゼンテーションがあまりに強烈だったのに、問そのものが極めて陳腐なものとなってしまいました。ホストとしては情けない限り・・・。
それでも活発な意見や質問で対話の時間は大賑わい。
その後緊急事態宣言開けでようやく開催できた懇親会でさらに盛り上がり、久々に学びと楽しさ爆発の社長満足クラブでした。
次回は、2021年11月8日(月曜)となります。
詳細決まり次第ご報告します。楽しみにお待ちください!