社長満足クラブ第25回例会報告

  • テーマ: 「あなたの会社の経営企画室」
  • プレゼンター:稲葉友輔(中小企業診断士 )
  • 開催日:2022年4月4日(月曜)18時から
  • 開催地:都内会議室(小伝馬町駅徒歩3分)

内容概要

  1. 失敗する経営計画の作り方
  2. 経営計画づくりで失敗する3つのポイント
  3. 経営者の「在りたい姿」から始まる経営計画の作り方

稲葉 友輔(プロフィール)

  • 稲葉 友輔(いなば ゆうすけ)

神奈川県横浜市出身
中小企業診断士

■事業
・経営計画の策定サポート
・経営計画の進捗管理サポート
・生産性向上のためのデジタル化推進
・社内ミーティングのファシリテーション
・営業プロセスの分析と改善サポート
・イベントの企画と運営サポート
・プロジェクト実行サポート

■経歴
外資系企業や国内上場企業の経営企画部を中心にキャリアを積み、2021年12月をもって独立。
2013年以降、中小企業や非営利団体の経営計画策定からアクションプランの進捗管理まで幅広くサポート。

開催概要

私たちは目に見える課題があると、ついそれを率先して対応したくなります。
しかし新しい何かを行うことは、何かができなくなるというトレードオフがたびたび発生します。

全体の方向性(経営計画)なしで施策を実行すると、このトレードオフの壁に阻まれ、せっかくの施策が頓挫することも珍しくありません。

一見遠回りに見えるかもしれませんが、まずは会社全体の方向性を定めた経営計画を策定した上で、優先順位をつけて課題に対処したほうが、効率的な経営改善が実現できます。

しかしこの経営計画も、時間をかけてつくったのに、その後振り替えられないという残念な結果に終わることがあります。その理由は、経営計画が達成できたときの「出口」が設定されていないからです。

今回は「出口」を明確にすることで、達成への熱量が高い経営計画をつくり、かつ効率よく経営計画を実施していくプロセスをご紹介します。

ご期待ください!

開催内容

今回のテーマは、経営企画室。
会社の大小にかかわらず、経営計画があると思います。会社の行く末を決める大切な計画。ですが、往々にしてそれが役立っていないケースが見られます。

そこで今回プレゼンター稲葉さんにお話しをいただいたところ、3つの理由があると言います。

一つ目は、達成への熱量が持てないこと。これは経営者が自分のありたい姿と、会社の目指す方向が一致していない場合。確かに、社長がいいなと思ってもいないことを未来に描いたところで、やる気は置きません。
二つ目は、戦略が抜けていること。売上などの数値目標はあるのだけれど、それを実現するための行動目標がない場合。「売上、上げろー!」とこぶしを振り上げたところで、「で、何をどれくらいやるの?」が決まってなければ社員は動けません。
三つ目は、作って満足してしまっている場合。出来上がった経営計画はとても立派。時間も人もかけて出来上がったけれど、運用のことは考えていなかった。

かくして、経営計画は絵に描いた餅となり、忘れされられていく・・・。

聞いていて耳の痛い人は高田だけではなかったはず(^^;)

プレゼンテーションの後は、みんなでディスカッションタイムです。自社の経営計画を本物にするために何をしたらいいのか、どれくらいやったらいいのか、真剣に話し合う時間となりました。

質問もガンガン飛んで、実りある時間を過ごせたと思います。

そして、次回の社長満足クラブは高田が担当します。
テーマは「マネージメント力向上カードゲーム研修」。インバスケットを優しく簡単に楽しめるカードゲーム研修のお話し。

絶対楽しくためになる内容なので、次回もご参加くださいね。

プログラム

開始時間内容担当
18:00開会 趣旨説明高田敬久
18:05自己紹介全員
18:10あなたの会社の「経営企画室」(仮題)稲葉友輔
18:50質疑応答
18:55振り返り高田敬久
19:25閉会 次回予告